BCGワクチンの説明

結核の概要

結核は、結核菌によって発⽣するわが国の主要な感染症の一つです。
結核菌は主に肺の内部で増えるため、咳、痰、発熱、呼吸困難等、風邪のような症状を呈することが多いですが、肺以外の臓器が冒されることもあり、腎臓、リンパ節、骨、脳など⾝体のあらゆる部分に影響が及ぶことがあります。特に、小児では症状が現れにくく、全⾝に及ぶ重篤な結核につながりやすいため、注意が必要です。

ワクチンの効果

BCGは結核を予防するために接種するワクチンです。その効果について、多くの文献を総合的に評価した結果、乳幼児期にBCGを接種することにより、結核の発症を52〜74%程度、重篤な髄膜炎や全⾝性の結核に関しては64〜78%程度予防することができると報告されています(Colditz et al, 1995)。また、一度 BCGワクチンを接種すれば、その効果は10〜15年程度続くと考えられています。

詳しくは、厚生労働省ホームページをご覧ください。

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