ロタウイルスワクチンの説明
病気の概要
ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期(0〜6歳ころ)にかかりやすい病気です。主な症状は、⽔のような下痢、吐き気、嘔吐(おうと)、発熱、腹痛です。
ふつう、5歳までにほぼすべての子どもがロタウイルスに感染するといわれています。脱⽔症状がひどくなると⼊院治療が必要になることがあります。5歳までの急性胃腸炎の⼊院患者のうち、40〜50%前後はロタウイルスが原因です。
ワクチンの効果
ロタウイルスに対するワクチンを接種することにより、ロタウイルス胃腸炎による⼊院患者を約70〜90%減らすことができたと報告されています。