あなたは大丈夫?【喫煙編】

2025年03月28日掲載

あなたの喫煙、改めて考えてみませんか。

Q:妊婦や周りの人がたばこを吸うと、お腹にいる赤ちゃんにどんな影響がありますか。
A:乳幼児突然死症候群(SIDS)や低出生体重児、早産のリスクが高まります。たばこの煙には約5300種類の化学物質があり、そのうち約70種類はがんの原因になります。特にニコチン、一酸化炭素、酸化物質(活性酸素など)は妊娠に悪影響を及ぼします。
たばこをやめるのが早ければ早いほどお腹にいる赤ちゃんに良い影響(早産や低出生での出産リスクの低下など)があります。妊婦さんだけでなく、その周りにいる家族もなるべく早くたばこをやめることが大切です。

Q:たばこを外で吸うようにしていれば大丈夫ですか。
A:ベランダや外で吸っていても、子どもや家族に影響が出ることがあります。たばこの煙は半径約7メートルまで届きます。たばこを吸った後は、約3分間は吐く息にたばこの成分が残っています。また、煙に含まれる有害物質が、喫煙者の服や髪などに付着し、徐々に空気中に再遊離します。このような経路でタバコに含まれる有害物質を吸ってしまうことを、三次喫煙と言います。子どもが抱きついた時や部屋で過ごす時間が長い乳幼児では三次喫煙による影響が懸念されています。
すぐにはやめられない場合には、「たばこを吸う場所」や「たばこを吸ってから子どもに触れ合うまでの時間」に気をつけましょう。

Q:加熱式たばこに変えたら影響はないですか。
A:加熱式たばこもたばこです。加熱式たばこにもニコチンなどの身体に良くない成分が含まれています。
加熱式たばこは、販売し始めてからの年月が短いため、長く吸い続けた時の健康への影響は分かっていません。しかし、妊娠中の女性が吸うと、赤ちゃんが小さく生まれたり(低出生体重児)、子どもがアレルギーになりやすいことが分かってきています。妊娠中は、本人だけでなく、周りにいる人も吸わないように心掛けましょう。 

Q:たばこをやめるコツはありますか。
A:禁煙外来を受診すると、比較的楽にたばこをやめることができます。
一定の基準を満たす禁煙治療には保険が適用になりました。禁煙外来では、精神面の支援や禁煙補助薬による禁煙治療が受けられます。残念ながら妊娠しているときはニコチンパッチを使うことができませんが、たばこをやめる方法について一緒に考えてもらうことができます。
禁煙のチャレンジに遅すぎることはなく、禁煙を続けることで病気のリスクも吸わない人に近づいていきます。自分と周りの大切な人の健康のために禁煙にチャレンジしてみましょう。
新潟県のホームページに、禁煙補助剤を利用した禁煙方法や禁煙外来のある医療機関が紹介されています。ぜひ、ご覧ください。
https://www.kenko-niigata.com/tobacco/index.html

問 健康推進課 TEL20-4213 FAX22-1077

ページ上部へ